こんばんは!
今日は仕事が休みでしたので、映画を観てきました。
久しぶりに渋谷の映画館に行くことにしたのですが、途中、道に迷ってしまいちょっと焦りました。
もちろん、平静を装って歩いていたので、道歩く人にわたしの焦りなどは伝わっていないと思います。
それでは、本日のブログを書いていきます。
★★★
今日観てきた映画は「福田村事件」というやつです。
福田村事件は実際にあった事件で、Wikipediaにも記載があります。
関東大震災が起きたのが9月1日、この事件は9月6日でした。
関東大震災がおきたときに朝鮮人が騒ぎを起こしたというデマが広まり、朝鮮人が迫害されるようになります。
そして、たまたまこの福田村に来ていた行商集団が朝鮮人と間違われて殺されてしまったというのが福田村事件です。
映画を観ていて胸糞悪くなりました。
まず、朝鮮人だというだけで殺されてしまうという世の中。
それから、一度デマが広まるとそれを信じてしまう人間のおろかさ。
なんだか、現代になってもそんなに変わっていないような気がします。
そう考えると、この作品は人間の本質をついているということになるのかもしれません。
人間は差別します。
日本では人種差別はないものの、たとえば学歴によって人を見下す人はいまでも一定数います。
それも一種の差別だと思います。
おそらく職業による差別もあるのだと思います。
集団による狂気というのも今もなお、あります。
いじめなんかがそうでしょう。
学校だけでなく職場のいじめもあると思います。
差別も集団的いじめも、人間はやってしまうものなのでしょう。
おそらく人間というよりヒトはそういう本能があるのかもしれません。
しかし、高度な社会性を備えた人間は、差別も集団によるいじめもしません。
それが人間の人間たるゆえんだからです。
それを肝に銘じて生きていきたいなぁと思います。
「福田村事件」は人間の本性をよく捉えています。
そして、これはむかしのことだからと一蹴できないのだと思いました。
人間ってこわい生きものなんですね・・・