ゴルゴ13「俺にとって仕事はすべてじゃあない・・・」のあとのセリフ(令和2年1月17日)

どーも、仕事がそれほど好きではないみっちーです。

 

仕事に関しては、人それぞれ価値観があると思う。

 

たとえば「趣味は仕事」っていう人がいる。たしか私の前職の上司がそうだったような気がする。

 

その頃、趣味が仕事とはちょっとかわいそうな人だと思っていた。だって、人生いろいろやって楽しまなきゃいけないと思っていたから。

 

だが、その後、「趣味は仕事」もありだなぁと思うようになっていった。なぜなら、仕事が趣味になるくらい楽しい仕事なのだから絶対楽しそう。

 

人生の大部分を占める仕事がつまらなければ、生き地獄だ。私の前職はまさにそうだった。

 

毎週会議があって社長に責められたり、上司に責められたりとかまさに地獄。売上が上がらないときの恐怖といったら半端なかった。

 

その頃はまじめだったから、全てを自分のせいにしていた。自分がダメだから売上があがらないし、自分がダメだから部下がついてこない。自分がダメだからお客様が増えない。そんなふうに思っていた。

 

もちろん少し精神的に落ち込んでくると人のせいにもしていたが。

 

とにかく楽しい仕事とはとても言えない状況だったのを憶えている。

 

いまの仕事は前職にくらべたら100倍以上ラクなのだが、そんなにおもしろいわけでもない。人生をかけて仕事をしようと気には到底なりえない仕事だ。

 

やっぱり仕事はつまらない。そう思っている。

 

ところで、話は変わるが最近読んだゴルゴ13に、彼の仕事観が述べられていて興味深かった。

ゴルゴ13(195) (コミックス単行本)

ゴルゴ13(195) (コミックス単行本)

 

 

ゴルゴはある職人に仕事を依頼した。その時の会話である。

 

あんたにとって、プロの「仕事」てのは何だ?やはり人生の中で、仕事がすべてかい・・・?

と聞かれたゴルゴ。

 

俺にとって仕事はすべて、じゃあない・・・

と答える。

 

ふつうに考えれば、ゴルゴ13みたいな人だから、誰もが仕事がすべてだと思うだろう。ところが、ゴルゴはこう答えた。

すべてが仕事だ・・・

 

「仕事がすべて」「すべてが仕事」、似ているようで微妙にちがう。どうちがうかはうまく説明できない。

 

ただ、「仕事がすべて」の場合、この人には仕事しかなく、仕事人間、仕事にすべてをかけている人という感じがある。人生を仕事にかけているというイメージかな。

 

が、「すべてが仕事」というのは、ゴルゴ13にとってすべての行動が仕事であるということだ。

 

もちろん依頼人から引き受けた内容も仕事だが、それだけではない。自分の体を鍛えるのも仕事だし、自分が使う銃の調達から手入れ、そして調整までもが仕事だ。

 

ゴルゴが依頼を100%達成するために、自分の肉体を鍛えるシーンがよくある。そして自分の使う銃を一流の職人に改造させるシーンもよく見る。

 

それらすべてがゴルゴにとっての仕事というわけだ。

 

「すべてが仕事」、とても奥が深いことばだ。

 

この境地まで行けたらいいなぁ。

 

そんな仕事はなかなかない。自分という存在を仕事にしない限り。

 

なんとかみっちーという存在を仕事にするしかないのかなぁ・・・

 

って、なぜ私がゴルゴみたいになろうとしているのかは不明だが笑