おはようございます。みっちーです。
新宿に武蔵野館という映画館があり、2020年6月で100周年を迎えるそうだ。100も続く映画館ってすごいなぁ。
それで、今年の6月から来年の6月までの1年間にかけ、記念上映を行っている。
今月は「語り継がれる名作バトン」という企画だが、私が大好きなチャップリンの作品が上映されることになったのだ。
これは行くしかないと思って行ってきた!
今日はそのチャップリンの映画の感想。
では、よろしく!
「モダン・タイムス」について
チャールズ・チャップリン主演の「モダン・タイムス」は1,936年の作品。
監督・製作・脚本・作曲などもチャップリンが担当していて、「モダン・タイムス」は彼の代表作のひとつだ。
歯車の中にチャップリンが入っていく映像が有名なので、観たことがある人もいるかもしれない。
この作品、セリフがほとんどなく、チャップリンの動きによる表現がメインだ。最後にチャップリンが歌うのだが、作品中で彼の声が聞けるのはその歌くらいだ。
また、チャップリンが肉声を発した最初の映画らしい。
さて、気になる評価は!?
映画.com 4.0
Filmarks 4.1
両者ともに4点(5点満点中)を超えていて、やはり観た人の評価はとても高いといえる。さすが名作といわれている映画だ。
それでは、この作品のあらすじを映画comから抜粋する。
チャーリーは大きな工場で職工をしていたが、毎日同じ機械を扱って単調無味な仕事を続けている内に、とうとう気が変になって病院へ入れられた。工場はクビになるし、医者には興奮は禁物だと注意された。街を歩いていると暴動の群集に捲込まれて、彼は首謀者と見なされて投獄された。牢の中で偶然牢破りを計画していた一味を発見したので、その賞としてチャーリーは美しい独房を与えられることになり、喜んで引移ろうとした時、彼の無罪が判って放免されてしまった。チャーリーは造船場で職を得たが、仕事が不慣れで直ぐ解雇され、もう一度監獄へ戻る工夫はないものかと考えるようになった。ふとチャーリーは飢えた不良少女が食物を盗んで警官に捕ったのを見た。彼は直ぐ無銭飲食をして警察へ引立てられた。牢へ送られる途中でチャーリーは少女と顔を合わせる。二人は示し合わして逃亡した。それからこの二人はどんなことがあっても別れない仲となった・・・。
(モダン・タイムス : 作品情報 - 映画.comより抜粋)
機械文明がメインになった社会の中で、労働者が機械の一部のようになったことを、笑いを交えて批判している作品だ。
チャーリーは、単調な仕事をこなすうちに狂ってしまい病院送りになる。
退院しても仕事にありつけず、暴動に巻き込まれて、今度は警察に逮捕される。
しばらしくして牢獄から出ることができたチャーリーだが、やっぱり仕事がうまくいかず、わざと罪を犯して警察につかまることにする。
無銭飲食をした少女の身代わりとなったのだ。
しかし、結局うまく警察から逃れて、チャーリーは彼女とともに行動するのであった・・・
といった感じのストーリーだ。
「モダン・タイムス」の感想
チャップリンが出てるシーンのすべてが好きだ!
やっぱりチャップリンはいいよね。「喜劇王」と呼ばれているだけあって、断然おもしろい。
子どもの頃によく見ていたドリフのコントの源流も、チャップリンにあるように感じる。
なにがおもしろいって、やっぱりチャップリンの動きがおもしろい。
いちいちそんなことするかってくらいネタを織り交ぜてくる。そのときの表情も少々大げさなのだがおもしろい。
冒頭、羊の群れがひとつの方向に向かって走っているところからはじまる。そして次のシーンは出勤する人々の群れが映される。
会社に飼われる人々を、羊にたとえるとはなんというブラックジョークかと思わせながら始まるのだ。
しかし、そんな社会風刺が入っているものの、作品全体はお笑いだ。ギャグの百貨店と言ったら大げさかな?
そして、愛の物語でもある。
主人公チャーリーはとてもやさしい男で、それは女性に対してもだ。
無銭飲食をしようとした女性をかばったりすることもそうだが、チャーリーはレディファーストを守る紳士でもある。
そして、一緒にいる女性をよろこばせたり励ましたりもする。
チャップリンは、マジで男の鏡だ!
おもしろくて、やさしくて、そしてメッセージ性があるチャップリンの作品。
そんなチャップリンの作品が大好きだ。
モダン・タイムスもいい作品だったな!
最後に
やはりチャップリンはいい!
もっと観たいなぁ。そしてチャップリン好きな人とお話がしたいなぁ!