おはようございます!
今回のブログは、先日観に行った「E.T.」の感想。
ずいぶん古い映画だが、「午前十時の映画祭」で上映されていたので観に行くことができた。
それでは、今日もよろしくっ!
「E.T.」について
言わずと知れたスティーブン・スピルバーグ監督の名作「E.T.」。この作品は1982年につくられた。
地球人と異星人の初めての出会いを描いた大作「未知との遭遇」から5年たって、スピルバーグはまた異星人との交流を感動的に描いたわけだ。
参考までに、映画サイトの評価はこのようになっている。
Filmarks 3.7
映画.com 3.8
さすがに、異星人が出てくる作品は数多くあるわけで、今となっては新しくはない。だから、点数も少し厳しめな感じ。
いちおうあらすじを映画comより引用しておく。
アメリカのとある森に、地球の植物を調査するため宇宙船が飛来する。人間たちの追跡が迫り、宇宙船は逃げるように飛び去りが、その際に1人の異星人が取り残されてしまう。森のそばに暮らす少年エリオットは、その異星人と出会い家にかくまう。兄と妹を巻き込み、E.T.と名づけた異星人と交流を深めていくエリオットたちだったが……。
地球に置き去りにされてしまった宇宙人が少年と出会い、そして親しくなっていく様子が描かれている。
この映画、評価どおりに観る人と、すごくよかった人とわかれそうな作品だなぁと思った。
「E.T.」の感想
感動して泣いた!!!
正直言って、もしあの姿のE.T.が目の前にあらわれたら、ビックリして飛び上がる!
・・・かもしれない。それほど不気味なすがたといえる。
ところが、劇中のE.T.はとてもかわいい。おちゃめでチャーミングだ。
実際、観ているうちに私も彼といっしょに家に住んでみたくなったほどだ(笑)
動きがトロトロしてて、聞くとなんとなく微笑みたくなる声←どんな声?(笑)
たぶん、それが子どもあるいはペットのようにかわいらしいからなんだろうね。
そのかわいらしいE.T.、最初こそ驚かれたものの、そのうち主人公となかよくなっていき、そして最後には、なくてはならない存在になっていく。
最初は愛玩動物的な感情、そのうちそれが友情みたいなものに変わっていき、その心の結びつきがだんだん強固になっていく。
それゆえ、涙なくしては観れないシーンがあったり、別れのシーンではジーンと来たりする。
やっぱり、主題はそれだよね!
地球上では、同じ人間同士、絶えず争いが起きている。民族紛争や宗教的なものまで。
でも、本当はE.T.と子どもたちのようになかよくできるはずだ。
みんなそれぞれ容姿もちがうし、ことばもちがう。考え方だって全くちがう。しかし、話をしていくうちにきっと心が通うはずだ。
おおげさかもしれないが、「E.T.」を観たらそう思う。
作品自体はファンタジーで、UFOが出てきたり、自転車で空を飛んだりするシーンがあったりする。
(あの有名なシーンね)
でも、注目すべきは、少年エリオットがE.T.のために食べ物を用意したり、守ったり、宇宙に帰れるように手伝ったり・・・
つまり、彼のために一生懸命尽くすところだ。
E.T.ためにエリオットが尽くすところ、または子どもたちみんなが彼を守ろうとするところがすごくいい。
「他者のため」という心は極めて人間らしい心だからね。
そんなところが他のSF作品とは一線を画するところであり、名作の名作たるゆえんなのだろう!
最後に
異星人ものは、現代ではありふれた題材だ。
だが、そうであっても「E.T.」は名作にちがいない。
初上映から40年近くたってもこの作品は色あせていない。
それは人間にとって大事なものはなにかを描いているからだろう。
映画館で観ることができて本当によかった!