どこにでもいるんですが、自分の考えだけベラベラ話しまくる人がいます。一緒にいて疲れます。
そういう人に限って、人の話には耳を傾けません。自分のしゃべりを一番大事にします。
また自分の好みが人にも合うと思っている節があります。「この映画絶対おもしろかったから見てよ」とか、「このマンガは誰が見ても感動する」とか、オススメが半端ありません。
自己主張も激しいです。自分がいちばんがんばっているだとか、自分がいちばんつらいだとか、そういうアピールをよくしています。
やはり、そういう人と会話をしていてもあまりいい気持ちはしないものです。どちらかといえば話を聞いてくれる人と一緒にいたほうが心地いいのかなぁと思います。
いわゆる聞き上手ってやつですね。でもただ話を聞いてるだけでは聞き上手とは言えないし難しいところです。どんなのが聞き上手って言えるのでしょうか。
先日読んだヤマトホールディングス社長、山内雅喜氏についての記事が参考になりました。
ヤマトホールディングスというのはクロネコヤマトの宅急便で有名な会社ですが、山内氏は「宅急便のヤマト」を発展させた小倉昌男氏からさまざま受け継いだそうです。
若手育成のために対話を重ねいろんな意見を引き出すという手法もそのひとつです。若手が発言しやすい場をつくっていきました。
この記事の中で印象に残ったのがこの部分
「時然後言。人不厭其言」(時あって然る後に言う。人其の言うことを厭わず)――物を言わないのではなく、言うべきときに言う。そうすれば、人はその言葉に厭とは感じないとの意味だ。『論語』にある言葉で、ただ話しまくるのではなく、相手が納得できるときに語ればいい、と説く
ただ話しまくるのではなく、言うべき時に言うということです。ただ聞くだけではなく、ただ話すだけでなく、人の話を聞いて言うべきときに言う、それが本当の聞き上手なのだと思いました。
前述した、ベラベラ話しまくる人というのはそれができていない人です。また黙っているだけの人も同様です。言うべきときに言えば人は嫌だと感じないし、心地いいのだと思います。
まあ、これがちょっと難しいところだと思うのですが、真の聞き上手を目指して「時あって然る後に言う」ことができる人になりたいと思います。
それにしても聞き上手の人ってどういう職業の人に多いんですかね?ホステスさんとかとてもうまそうだな。ちょっと探してみて参考にしたいと思います。