ブログのタイトルは「Beauty and the Beast」としましたが、言うまでもなく「美女と野獣」のことです。
先日、やっと観てまいりました。もう、途中から涙ポロポロ。
終わってからも余韻に浸っていました。
今年観た映画の中でも、まちがいなくトップクラス。
名作はいつまでも語り継がれるし、色褪せない、そんな思いを強くしました。
ちなみに映画comの評価は4.0
(5月26日現在)
映画は、野獣の表情や姿を変えられてしまった召使いたちまでの細部に渡って、とても丁寧につくられていました。音楽もすばらしかったです。
この映画は、こんな感じで始まります。
ある森の中に大きな城があり、そこにちょっとわがままな王子が住んでいました。ある日、宴を催していた王子のところに、みすぼらしい老婆が現れ、一輪のバラと引き換えに泊めてほしいとお願いしました。王子は、その老婆の汚い姿を見るとそれを断りました。
しかし、その老婆、実は美しい魔女でした。王子は、あわててその魔女に謝ったが時すでにおそし、魔女は王子と城全体に魔法をかけ、王子を野獣に、召使たちを時計や家具などに変えてしまいました。
王子の元には一輪のバラが残され、最後の花びらが散ってしまう前に、本当の愛を手に入れなければ、永遠に野獣として生きなければなりません。残された時間はあとわずか、どうなってしまうのか・・・
この物語の一番のテーマは真実の愛と言っていいでしょう。
愛ですよ、愛。
日常、ふつうに生活をしていると、真実の愛のことなんて、全く考えることなどありません。「真実の愛、なにそれ?おいしいの?」って感じ。
そんなもの、辺りを見渡したってどこにもありませんよ
という、淋しい生活を、私は送っています。
どうせ、誰かを愛したって、長くは続かないし、裏切られる可能性だってあるし、苦しいだけだ、そう考えている自分が、自分の中にいるのも事実です。
愛ゆえに人は苦しまねばならぬ!!
愛ゆえに人は悲しまねばならぬ!!
愛ゆえに・・・
って感じかな。
が、しかし、「美女と野獣」を観て涙をボロボロ流してしまうということは、いかに私が愛に飢えているのかわかります(笑)
やっぱり、ひとりじゃ淋しいし、2人でいたほうが楽しいし、共感できるし、語り合えるし、心が暖まる。
やっぱり人間には愛が必要だ
そう思った次第です。
そして、人を愛するのに、見かけで判断するのは愚かなこと。
仮に見かけで判断してしまったら、きっと魔女に、姿を変えられてしまうでしょう。
見かけでなく、その人の本質を見ることができるようになりたいものです。
いくらイケメンでも、ガストンみたいなやつだったら最悪ですから。
そういう意味では、ベルの目は確かだった。
物語の途中まで、野獣は、心も野獣でした。
しかし、オオカミからベルを守ってからは、野獣の心が変わっていったし、
それを見たベルも、野獣を見る目が変わっていきました。
そうして2人はだんだん本当の愛を育んでいったのです。
本当にいい話だなぁ。
私の前にも、いつか素晴らしい女性が現れるかもしれません。
そのとき、野獣に変えられる前の王子の目であってはいけないと思います。
真実の愛を育むことができる、素敵な心の持ち主でありたいものです。