世界の中心は自分だが・・・(令和元年9月2日)

自分の立ち位置がなかなか見つからないみっちーです。

 

そう言えば、日経新聞池上彰さんのコーナーがあって「池上彰の大岡山通信 若者たちへ」というタイトルだ。

 

この連載がなかなかおもしろく、先日は、世界地図について書いてあった。

 

ちょっと長いけど引用する。

大半の若者が日本列島が真ん中に描かれた世界地図を使ってきたのではないでしょうか。でも、このタイプの地図に慣れてしまうと、かつて「東西冷戦」と呼ばれていた時代を理解しにくいでしょう。

これは英国が中心の世界地図を基準にしているためです。おおまかにいうと、地図の東側には旧ソ連など社会主義陣営の国々が、西側には米国など資本主義陣営に属した国々がありました。

これは世界地図の中心についての話だ。

 

日本にいる我々が世界地図を見ようとすると、日本が真ん中にある地図を見ることになる。

 

ところが、この地図だと例に上げられた「東西冷戦」の意味がわからない。日本から見ると東はアメリカ、西は中国やロシアということになる。

 

だが、英国を基準とすると、東はロシア西はアメリカとなり、逆になるのだ。

 

ふだん見ている世界地図しか知らないとそういうことに疎くなる。

 

いつも日本が中心だという見方をしていると、視野が狭くなってしまうだろう。

 

だから、たまには外国の地図も見てみたいものだ。

 

ところで、人間関係もこれと同じなような気がする。

 

人は、いつも自分に据えて自分を見る。

 

自分の立ち位置や考え方がまずあって、それをもとに人とのつきあいをする。

 

ひどくなると相手の気持ちや考え方は全く考慮しない。

 

だから、いつも自分中心で考えるのではなく、臨機応変に相手を中心にすえ、相手の気持ちを考えられるようになりたいものだ。

 

もちろん世界の中心にいるのは自分という考えはまちがいではないし、自分の人生の主役は自分であるべきだ。

 

しかし、世界中のどの人間も、その人が主役だということを忘れてはいけない。

 

どんな人も、世界の中心にいるし、自分の人生の主役なのだ。

 

そのために、関わる人の立場にたった考え方ができるようにしたいものだ。

 

その人の立場を慮り、自分の利益だけでなく、関わる人の利益も考えられる自分になりたい。