新指導要領の目玉 考え感じたことを言葉で表す

2011年4月22日(金)の日経新聞、夕刊より。

4月から小学校で完全実施された新学習指導要領が
柱に据える「言語活動」。
考えたことや感じたことを言葉で表す取り組みで、
新要領は全ての教科で行うように求めた。

考えるという活動は言葉を使って脳の中で行われます。
したがって、頭の中で言語化するということが
非常に重要なことだと思います。

日経に記事には

思考し判断し表現する力――。
その衰えを浮き彫りにしたのが、経済協力開発機構OECD)が
2003年に行った学習到達度調査(PISA)だった。
子供たちの言語能力の低下は、現場の教員も肌で感じていた。

とあります。

一概に言語能力が低下していると言えるか疑問はありますが、
教育の現場にいる人間としては、文章を読めない子どもが多いと
いう事実は否定できません。

新指導要領の「言語活動」は個人的に大賛成です。
あとはどのように取り組んでいくのか、
興味深く見守っていこうと思っています。

さてここで最近よく出てくる月刊誌「致知」の記事を紹介します。

興南高校野球部の我喜屋監督と東福岡高校ラグビー部の谷崎監督の
対談が掲載されていました。

我喜屋監督は昨年興南高校甲子園春夏連覇を果たした
ことで有名ですが、その野球部の指導で子どもたちの
24時間の生活を徹底的に見直し一日のスケジュールを細かく決めました。

その中に朝の散歩があり、なかなかユニークです。

集団では歩かせない。「読んで字の如く、"散って歩け”」と。
方角はどこでもいい。その代わり、五感を全部働かせて、
見て、聞いて、嗅いで、何かを感じて戻ってこい。
そしてそれを通じて感じたことをスピーチさせるわけです。
これを徹底して繰り返しているうち、全員が自分の考えを
はっきり話せるようになりました。

これも感じたことを言語化する訓練です。
言語化がなぜ大事かを監督は次のように述べています。

沖縄の子は絶対に喋りません(笑)。だから新聞を読ませ、
アナウンサーの喋り方を学ばせ、表現力を徹底的に鍛えていった。
するとだんだんできるようになってくる。
同じ道を歩いても、捉え方が全く違ってくる。
同じ桜の花を見ても、枝を見ても、何かを感じることができる。
これが野球には大事なんです。

言語化する訓練をすることによって、より多くのことを感じることが
できるようになったということだと思います。

言葉にするといえば、日常でもこれからやらなければならないことを
紙に書きだしてみよう、なんていうこともやります。
書きだすことによって頭が整理されるわけですが
あれもいろいろ自分が感じていたことを言葉にする行為と
同じなのかもしれません。

私はやらないのですが、
マインドマップも思考の言語化ですね。

言語化する訓練を積んでいけば
いままでよりも感性が強くなるかもしれません。
何か役に立つことがたくさんありそうです。

新しい指導要領により子どもたちの言語能力が
向上し、思考力が養われていくことを望みますが、
当然自分自身の能力もアップさせなければなりません。

そこで、今日から私はツイッターでのつぶやきを
いままでより増やします。

感じたことを言語化する機会を増やしていこうかと思います。