万葉集の恋の歌、笠女郎の片想い

万葉集にはたくさんの恋の歌が収められています。この和歌もそう。

 

相思はぬ 人を思ふは 大寺の 餓鬼のしりへに 額づくごとし

(万葉集巻四 608) 

 

これは、万葉集の編者といわれている大伴家持に、笠女郎という女性が送った和歌のひとつです。

 

「相思はぬ」は「お互いに思っていない」、つまり片想い。

「大寺」は文字通り大きなお寺。

「餓鬼」は餓鬼像。拝んでも何もご利益なし!

「しりへ」は後ろ。

「額づく」は額を地面につける、ここでは拝むことになります。

 

で、訳してみると

片想いの相手をずっと思い続けることは、お寺の、何のご利益もない餓鬼像を(しかも)後ろから拝むようなものだ

となります。

 

つまり、

片想いってほんとムダ!

ってことですね・・・。

 

振り返ってみて、私もいままで、たくさんの片想いをしてきました。

 

小6の時に好きだった子は何年も好きだったし

中3の時に好きだった子は高校3年生の頃まで思ってたし

大学生になってすぐに好きになった人も、すぐに彼氏つくったし

 

ほんとにモテないなぁー(T_T)

 

過去を客観的に眺めてみると、片想いの時期はムダだった。

 

だって、他の人好きになってれば、もしかしたらうまくいったかもしれません。

 

好きな子をずっと想い続けて、ムダに神経をすり減らすこともなかった。

 

浜田省吾の「片想い」だって熱唱しなかったよーー

浜田省吾 『片想い (ON THE ROAD "FILMS")』 - YouTube

※私にとっては名曲中の名曲です

 

片想いはしないに限る!!!

まちがいない!!!

 

しかし、

 

そうとはわかっていても、人間とは不思議なもの。

 

ちょっとした心と心のふれあいから、たちまち恋に落ちてしまうのです。

 

人間ってバカだ。

 

特にダメだと思っても恋に落ちてしまい、挙句の果てには、叶わぬ恋とわかっているはずなのに、一人の人に執着してしまう・・・

 

なんて愚かなことなんだ。

 

叶わぬ恋など、しないほうがいいのです。

そのほうが絶対ラク!

 

片想いの恋をしそうになったらもう一度、笠女郎の和歌を思い出してください。

相思はぬ 人を思ふは 大寺の 餓鬼のしりへに 額づくごとし

 

片想いをするのは、なんのご利益もない像に拝むようなもの・・・・

むしろマイナス(泣)

 

 

でもね、やっぱり恋はしちゃうよね。

それでいいと思います。

 

自分が好きって思う気持ちに逆らうことなんてできませんよね。

 

自分に正直に生きたほうが、やっぱり人生はおもしろいかな。

 

叶うか叶わないかわからない恋をするからこそ、人生はおもしろいのかもしれませんね。

 

いや、そうにちがいない。

 

人生をもっともっとおもしろくするために、

私も、そろそろ恋をしようかな。

 

(もうおそいかな?)