立原道造

立原道造は「今は 二月 たつたそれだけ」と言い、私はそれを読んで寂しくなる

「今は2月」 春は確実にやって来ているが、この寒さでは、春の気配すら感じることができません。 カレンダーで「今は2月だ」と思った時、「春はもうすぐやってくるんだよ」とほんのり意識に上ってくる程度。 ただ、この「2月」を意識したときに、きまって…

立原道造「夏の弔い」は人の淋しさをさらに感じさせる詩だ

立原道造に「夏の弔い」という詩があります。 逝いた私の時たちが 私の心を金にした 傷つかぬやう傷は早く愎るやうにと 昨日と明日との間には ふかい紺靑の溝がひかれて過ぎてゐる 投げて捨てたのは 涙のしみの目立つ小さい紙のきれはしだつた 泡立つ白い波…